Google クラウドプリントを使ってみた

せっかくネットワークプリンタを購入したので、Google クラウド プリントの設定をしてみました。
とはいえ、NEC MultiWriter 5750CはGoogle クラウド プリントに対応しているわけではありません。そのため、PCにインストールしたブラウザのChromeを使ってGoogle クラウド プリント コネクタ経由で接続することになります。
うちにはファイルサーバとしてUbuntuが常時稼働中なので、このサーバをコネクタにGoogle クラウド プリントの設定をしてみました。
まずはCUPSをインストール。次に5750Cのドライバをメーカーのサイトからダウンロードしようとしたら32bit版しかありませんでした。しょうがないのでこれを--force-allで無理矢理インストール。ただ、パッケージの依存関係でghostscript:i386がないと言われて怒られます。64bitの(i386ではない)ghostscriptは入っているんですが、32bit版のプリンタドライバからは使えないという事なのでしょうか。あまりここで時間を使うのも無駄なので次へ。メーカーさんにはもうちょっとLinux対応をがんばって頂けるとうれしいです。
CUPSの管理ページからプリンタを追加。インストールしたプリンタドライバを選んでテスト印刷も出来ました。ただし日本語が文字化けするようです。
とりあえず普通に印刷できたところで、次はGoogle クラウド プリントへ接続します。CUPS サーバーへの Google クラウド プリントのインストール - G Suite 管理者 ヘルプを参照しつつ、最新ではないけどChromeというかChromiumをインストールし、あとはほぼそのままでいけました。
Google クラウド プリントのプリンタ一覧を見ると先ほどCUPSに登録したプリンタが無事追加されていました。
環境設定はここまでで終了。
PCのChromeから印刷すると印刷先にGoogle クラウド プリントのプリンタも選べるようになっているので印刷してみたり、Nexus 7クラウド プリントアプリから印刷してみたりと、なかなか面白いですね。特にタブレット端末から直接印刷できるのがなかなか新鮮です。
ただまだまだ対応アプリが少ないとか細かい設定が出来ないとか使いにくい部分も多々。プレビューがないので実際に印刷するまで何枚になるのかわからなかったり、割り付け印刷や拡大縮小も出来ません。Gmailやマップといったよく使うアプリも未対応です。
CANONEPSONの新しめの機種が対応しているいわゆるスマホプリントのようなメーカー主導のアプリならもっと色々な機能がありそうです。
非対応プリンタでも使えるのが良い所なGoogle クラウド プリントは、今後に期待ですかね。